中古物件リノベ現場レポート⑤
2022年10月15日
中古物件リノベ現場レポート⑤
今回は、中古住宅のリノベーションに使用する床材(フローリング)についてレポートします。
中古住宅をリノベーションするときに、その物件の印象を左右するのが、床材の色とデザインです。
物件の床材の色は、その時代時代のトレンドを反映していることが多いので、ダークブラウンが流行っていた時代、ナチュラル系の明るい色が流行っていた時代など
建築した年によってダーク系だったり、明るい色だったりしている傾向があります。
今回の物件が建築されたのが、平成5年(1993年)ですので、このころに人気があったのが、ウォールナットなどのダークブラウン系の色でした。
写真で見ていただくと、かなり暗い色の(ダーク系)の床材が貼ってあるのがわかると思います。
窓枠や建具も同じ色目なので、全体的に、落ち着いた印象です。
今のトレンドは、どちらかというと、ダーク系よりもナチュラル系や、明るいホワイト系、またグレーとベージュが合わさったグレージュ系などが人気です。
明るい配色は、部屋が広く見えたり、気持ちが明るくなったりするプラス効果があります。
また、床材のデザインも、以前はあまり木目がはっきりしているものは好まれませんでしたが、今は木目のはっきりしているもの(わざと木目を目立たせる)デザインが用いられています。
これは、木目のもつゆらぎや模様が人の心を落ち着かせるので、家の中に安らぎを求めている人が多いのが理由かもしれませんね。
これまでは、木目があまり目立たないフラットなデザインが主流でした。
こちらの床材は、木目がはっきりわかるような仕上がりです。
今回の「田喜野井リノベハウス」では、暗いイメージの床を明るいホワイト系(1F)、グレージュ系(2F)で上貼りしていきます。
買取再販物件では、大手建材メーカーの量産品のフローリングを採用することも多いのですが、弊社が田喜野井の物件で採用するのは
朝日ウッドテックというメーカーの商品です。朝日ウッドテックさんは、建材メーカーとしては中堅メーカーですが、フローリングに関しては、木目の美しさや品質の高さが人気のメーカーです。
弊社のリノベーション物件でも数多く採用していて、お客様の評判もいいです。
朝日ウッドテック ホワイトチェストナット色(1Fリビング用)
朝日ウッドテック ゾウアッシュ色(2F洋室用)
写真は、1Fリビングの床を上貼りしている途中です。
いままでの暗い色の床が、ホワイト系の明るい床に生まれ変わる様子がわかると思います。
今回は、枠材や、建具も明るい色で仕上げていきますので、ビフォーアフターで全く違う印象の家になります。
中古の住宅をリフォームしないで購入した場合は、なかなかリフォーム後の仕上がりを想像するのは大変です。
買取再販物件では、基本的にリフォーム完成後に引渡しとなりますので、どんな感じなのか一目でわかるので、そこでこれから暮らしていくイメージが想像しやすくなります。
暗かった家の雰囲気が、完成後にどのように変化しているか、期待していてください!!